シュール可愛い世界

すごく良い本買いました!

おもちゃ絵とは、江戸〜明治期に流行した、主に子ども向けの浮世絵です。「○○尽くし」みたいな、図鑑を兼ねたような一枚絵だったり、この本の表紙の「ねこ」みたいに、動物で書かれた文字だったり、上下をひっくり返しても顔になるような「だまし絵」だったり。なかには、切り抜いて着せ替えができたり、お雛飾りが作れたり、ミニチュアの建物が作れたりする、ペーパークラフトのようなものも。また、江戸から明治へと時代が移り変わるなかで、当時の風俗が描かれているのも興味深いポイント。
浮世絵らしい渋さと昔の人の遊び心が相まって、実に良い味わいなのです。

瀬田貞二さんの本で明治時代のおもちゃ絵のことを知って以来、私のミニチュア好き魂が刺激されてずっと気になっていたのでした。
そんな心ときめくおもちゃ絵、実はねこものがかなり充実しています。pinterestで、夜な夜なねこのおもちゃ絵を集めてはにやにやしていたのですが、一冊にまとまっていると知り、思わずポチリ☆この本に収められているのはねこ!ねこオンリー!最高かあ。

 

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この他にも、人力車に乗るおばさま猫、校庭で縄跳びする子ども猫、家事にいそしむ猫、蕎麦やうなぎに舌鼓をうつ猫...。のきなみ猫背でぎこちない姿勢なのがまたたまりません。

猫ラブな絵師・歌川国芳が、天保年間に、歌舞伎役者の似顔絵をねこにして表現したことから、浮世絵界にねこブームが巻き起こったとのこと。尊い。江戸の人たちが猫好きというのは聞いたことがあったけどここまでとは。
それに、こういうのを見ると、昔から日本人は漫画とかゆるキャラが好きな種族なんだなあと思いますね...。
この本には収録されていないけど、世の中には着物を着たほおずきのおもちゃ絵というものも存在しており、それも最高にシュール可愛いのです。

 

少し前に『かわいい浮世絵』という本もポチってしまってまして、これもお気に入りです。金魚とかたことかきつねとかやっぱり動物ものがめっちゃ可愛い。

 

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